医薬経済オンライン

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「骨太の方針」と薬価のあまりに不安定な関係

25年度は政治流動化でさらに先行き不透明に

2025年4月15日号

「骨細だ」「骨抜きになった」  政府が毎年6月をメドに策定する、経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」をめぐっては、中身が明らかになるたびに、名前に絡めた批判が絶えない。それでも、01年の小泉純一郎首相時代から、自民党政権では、この手法が長く用いられている。  09〜12年、民主党政権時代の3年間は骨太の方針がつくられることはなかった。復活したのは、安倍晋三首相が返り咲きを果たしてからだ。13年以降、首相は安倍氏から菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏と交代してきたが、骨太の方針をつくり、年末の予算編成につなげる仕組みは変化していない。  製薬業界はそれに合わせて毎年、骨太の方針が決まる前に政府・与党へのロビー活動を精力的に行い、年末の予算編成に向けた「弾込め」をしてきた。例えば、今年も日本製薬団体連合会が... 「骨細だ」「骨抜きになった」  政府が毎年6月をメドに策定する、経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」をめぐっては、中身が明らかになるたびに、名前に絡めた批判が絶えない。それでも、01年の小泉純一郎首相時代から、自民党政権では、この手法が長く用いられている。  09〜12年、民主党政権時代の3年間は骨太の方針がつくられることはなかった。復活したのは、安倍晋三首相が返り咲きを果たしてからだ。13年以降、首相は安倍氏から菅義偉氏、岸田文雄氏、石破茂氏と交代してきたが、骨太の方針をつくり、年末の予算編成につなげる仕組みは変化していない。  製薬業界はそれに合わせて毎年、骨太の方針が決まる前に政府・与党へのロビー活動を精力的に行い、年末の予算編成に向けた「弾込め」をしてきた。例えば、今年も日本製薬団体連合会が3月

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